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月別アーカイブ: 2025年4月

第5回解体雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社ヒューマンライフ、更新担当の中西です。

第4回「解体後の作業プロセス」では、廃材処理から地盤調査、環境保全まで一通りご紹介しました。今回は第5回として、**「解体後の安全管理と現場モニタリング」**をお届けします。解体後の更地は、思わぬ危険が潜むことも。安全を維持しつつ、次のステップへ進むための現場管理ポイントをご紹介します♪


1. 敷地内の立入管理とフェンス設置

  • 仮設フェンスの設置

    • 高さ2m以上のメッシュフェンスや防風ネットをぐるりと囲い、関係者以外の立ち入りを防止

    • 夜間の侵入防止にLEDセンサーライトを併用すると効果的

  • 出入口の管理

    • 工事用ゲートを一か所に絞り、入退場記録を取る

    • 来訪者・車両の入退場台帳を用意し、許可車両のみ通行を許可


2. 地盤沈下・崩落リスクの定期点検

  • 目視点検

    • 整地後1週間は、地面にひび割れや陥没がないか毎日チェック

    • 雨後は特に水たまりやぬかるみを確認し、立ち入り禁止区域を設定

  • 沈下計測

    • ピンや杭を数か所に打ち込み、レベル測定器で沈下量を定期的に測定

    • 許容沈下量(5㎜程度)を超えた場合は、即座に締め固め機で再処理


3. 廃棄物置き場・仮置き場の安全管理

  • 分別ステーションの区画

    • コンクリート、木材、金属、有害廃材ごとに色分けしたコンテナを設置

    • コンテナ上部はネットやフタで覆い、飛散・飛び出しを防止

  • 重機作業時の立ち入り制限

    • 重機稼働中はバリケードと警備員で立ち入り禁止区域を設定

    • 無線連絡で合図を徹底し、重機と作業員の接触事故を防止


4. 環境モニタリングと記録管理

  • 粉塵・騒音モニター

    • 敷地境界に粉塵計・騒音計を設置し、リアルタイムで数値を記録

    • 規制値を超えた場合は散水や作業停止で速やかに対応

  • 気象データ連携

    • 近隣気象局の雨量・風速データをクラウドで取得

    • 強風・大雨時は作業スケジュールを自動調整する運用ルールを導入

  • 日報・週報の電子化

    • タブレットで現場状況やモニターデータを入力し、クラウドに蓄積

    • いつでも履歴を確認できるため、第三者監査や行政報告もスムーズ


5. 緊急時対応体制の整備

  • 緊急連絡網の構築

    • 作業員全員にLINEグループや専用アプリを配布し、異常時は即一斉通報

    • 連絡先リストは現場掲示板にも掲示し、電源断時にも紙で参照可能に

  • 避難経路・集合場所の明示

    • 現場マップを掲示し、最寄りの避難ルートと集合場所を明示

    • 月1回の避難訓練を実施し、全員が迅速に行動できるよう訓練


まとめ—解体後こそ、安全管理を徹底しよう!

  1. フェンス・ゲート管理で無関係者の立ち入りを遮断

  2. 地盤沈下・崩落を定期点検し、即時対処

  3. 廃材置き場の区画管理と重機作業時の立ち入り制限

  4. 環境モニタリングで粉塵・騒音・気象をリアルタイム把握

  5. 緊急時対応の連絡網・避難訓練で万一に備える

株式会社ヒューマンライフでは、解体後の現場安全管理プランから実施サポートまで一貫対応。次の活用ステップも安心・安全に進められるよう、ぜひご相談ください!


次回は第7回として、**「解体後の土地活用アイデア ~ガーデニングから太陽光発電まで」**をご紹介します。お楽しみに!

詳しくはこちら!

 

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